主人公を「きみ」と呼ぶ語り手は物語の外にいて、淡々とした記録のような描写から感情らしいものは見えない。 誰というわけでもなく、作者とも読者とも違うひとつの視線。 この慣れない感覚にどこかで出会ったような気がして、あ、と思う。 何度も反芻して、…
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