泡立つ夜半

芹沢きりこ

泡立つ夜半3(3)

吉田真之(where  is my mind?)

 

初めてライブを見たのは高校生の時。
最高にドラマチックであたたかいロックバンド。

 

日々の繰り返しで自分が何を好きなのかとか、純粋さみたいなものが見えにくくなった時に、真ん中に響いてああ信じたいものはこれだったよねと思い出させてくれる音楽です。
彼らを見ているとバンドって奇跡だなあと思ってしまう。

 

明るいばかりじゃないけれど光に溢れた曲たち。
童話のような歌詞が、声と音に乗ると不思議なくらい真っ直ぐ入ってきてドキドキします。
なんというか、共感を呼ぶようなリアルを歌っているわけではないのに限りなく距離が0になる。

 

ライブの後は胸がいっぱいになって何も喋れなくなるのであんまり話した事がなかったのですが、挙動不審になりながらお願いしたら二つ返事で受けてくれました。